History
【古代】
1950年頃〜
かつて、県立鶴見高校では木造校舎の一室で活動する吹奏楽部があった。始めは楽器らしい楽器は無かったが、PTAの支援のおかげで、定期的に音楽祭を行うことができていた。そんな中、9代目の部員を中心に「初代OB楽団」を結成。しかし、これといった活動はしていなかった。
【中世】
1970年頃〜
初代OB楽団は、OB交流のため “クリスマスダンスパーティー” を開催。レコードを流すだけではつまらないと、ビッグバンド「Nice Focany Orchestra(以下NFO)」を結成し演奏する機会を得るが‥‥それから10年間、地下に潜って練習を続ける。
その頃、吹奏楽部(以下高校生)は部員の減少が続いていたが、ある年、新入部員が多く集まった勢いから熱心な大学生OBやNFOが復活を期して “20周年演奏会” を画策し、高校に通って指導。演奏会を開催した(1979年)。
【ルネサンス】
1980年頃〜
高校生は、“第1回定期演奏会” を開催(1980年)。 この時1年生だったのが、現OB楽団常任指揮者 久保寺淳。初代OB楽団は、高校生の “第6回定期演奏会” から賛助出演として一緒に演奏させてもらうスタイルで活動を続ける。しかし、そのスタイルは長くは続かなかった。
【バロック】
1988年頃〜
初代OB楽団は、活動場所がなくなり「三ツ池鼓笛隊」を結成。規模が小さかったため、他楽団の演奏会に賛助出演をしたり合同演奏をさせてもらう(1989年、1991年、1993年)。そんな中、NFOと三ツ池鼓笛隊による合同演奏会を開催(1992年)。お世話になった他団体の賛助出演もあり、三ツ池鼓笛隊による “第1回定期奏会” を開催(1994年)。そして、三ツ池鼓笛隊と「鶴陵ウインズ(OB楽団から派生した吹奏楽団体)」が合併し、「鶴見高校OB吹奏楽団(以下OB楽団)」を結成した(1999年)。結成翌年に“第1回定期演奏会” を開催、その翌年も演奏会を開催した(2000年、2001年)。
高校生とは、アルフレッド リードによるクリニックに合同で参加するなど交流の機会が増えてくる(1997年、2000年)。
【近代】
2000年頃〜
高校生とOB楽団の交流の場として、合同演奏会 “第1回ウインターコンサート” を開催(2003年)。
その後、毎年開催を重ね、互いに切磋琢磨するようになる。鶴見高校吹奏楽部の創部50周年の年には、高校生とOB楽団による “50周年記念演奏会” を開催(2006年@ミューザ川崎 ♪「ローマの祭り」他)。
OB楽団としては、“吹奏楽コンクール” に参加し始める(2000年〜)。そして、楽団初の東関東大会出場を果たす(2005年)。その後もまた同じステージに立とうと参加するが‥‥現実は厳しい。
【現代】
2010年頃〜
OB楽団は、吹奏楽コンクールを夏の活動としていたが、たくさんの曲に触れて楽しむ機会を求める団員もおり、OB楽団初の単独演奏会 “サマーコンサート” を開催(2017年)。その後、サマーコンサートとコンクールの両立は欲張りなので、隔年で開催している。(2018年サマーコンサート、2019年コンクール)
高校生との交流は、毎年恒例の “ウインターコンサート”、そして、“60周年記念演奏会” を開催(2017年@ミューザ川崎 ♪「ローマの松」他)。歴代の顧問の先生や同窓会の方々との共演も果たす。この演奏会の繋がりは、今までの、そして未来の鶴見高校へと繋がっている。